習慣化するまでに必要なコツ5つ
1.行動は限りなく小さくする
ダイエットをしたい人、すぐにジムに通う手続きをするのはやめてください!まずは毎日決まった時間に家でスクワット一回をすることを目標としてください!
英語を勉強したい人、机の前に座ることを目標としてください!机の前に座れば目標達成です!
「おいおい!たったこれだけってバカにしてるのか?」って思われるかもしれません。
しかし習慣を身につけるまでは限りなく小さな習慣にする必要があります。なぜなら脳が拒否反応を示すからです。
例えば普段何気なくテレビを見ているのであれば、筋トレをする習慣ではなくテレビを見る習慣に戻ろうとする力が働きます。これは脳がそういった構造になっているからです。
これは本人の意思とは違ったものだと認識しておいてください。最初のうちは意思の力でなんとかなります。しかし、そのうち意思の力が弱まると脳の働きによって元の習慣に戻そうとしてきます。
専門的なことを言うと【小さな習慣】でも毎日やっていくことで脳の神経回路(行動を司る核)が強くなり、自然と習慣化されていきます。大切なことは自然に習慣化していくことなのです。
2.毎日する
毎日やってください。それは毎日できるくらいの小さな行動だからです。逆に言えば毎日できることだけを目標としてください。
大切なことは意思の力に頼らないということです。毎日の入浴や歯磨きは意思の力で行わないと思います。それは脳の神経回路がそのようにプログラムされているからです。
【やらないと不快だ】というフェーズまで持っていくためには小さな行動でいいので毎日実行してください。そうすればいつの間にか行動が大きくなっていくのです。
毎日机の前に座ることに慣れたのであれば「テキスト1ページ読んでみる」といった習慣に変えてみてください。
それでもテキストを読まないのであれば「机の上にテキストを出す」というような小さなものに変えてみてください。
テキストを出すだけ出してスマホを見たって構いません。確実に習慣化は進んでいるのです。
3.決まった時間にする
習慣化するためには必ず自分の決めた時間に行ってください。何が言いたいかと言うと【先延ばし】にしてはいけないということです。
例えば「寝る前にスクワットを一回だけしよう!」と決めたのなら絶対にそうしてください。「うっかり寝ちゃったから明日2回しよう!」というのは絶対にダメです!
仮にサボったとしても回数や量でフォローしてはいけません。【先延ばしの癖】がつくからです。このような小さな癖が習慣化するための脳の神経回路を育てる邪魔をしてしまうのです。
大切なことは【スクワットを一回出来なかったのはなぜか?】ということです。
時間設定が間違ってたかもしれませんし、タイミングが合わなかったのかもしれません。ここで考えないといけないことは目標設定です。
風呂の前でもいいし、トイレから出た直後でもいいし、毎日やっていることの延長線に設定することも効果的です。
【どうしたら毎日続けられるか】だけを考えればいいのです。習慣化するのに回数や負荷は問題ではありません。
4.人に宣言しない
習慣化したいものがあると、すぐに周りの人に決意表明しようとする人がいますが、今回ばかりはやめておきましょう。
なぜならやることがあまりにバカバカしいくらい小さいからです。
【毎日スクワットを一回するんだ!】
【毎日机の前に座るんだ!】
と言ったらきっと何の決意なのか相手はよく分かりません。今回ばかりは目標を事後報告にしてください。
というより今回の習慣化にする方法は人間の脳のメカニズムを利用した方法です。決して意思やモチベーションに頼ったやり方ではないのです。
人に宣言してしまうとそれはモチベーションに頼った方法になるので習慣化する前に挫折する可能性が高くなってしまいます。
今回は人に宣言せず、大きな習慣になれたときだけ事後報告でいきましょう!
5.やらないことを決める
これは最初のうちは気にしなくてもいいです。
新しい習慣を身につける上で大切なことがあります。人は何かを得ようとするときには何かを捨てる必要があります。
最初は小さな行動を習慣化しますが、徐々に行動が大きくなるにつれ犠牲にしないといけないことも出てきます。
この先に進むべきかどうかというのは何かを捨てることができるかによって変わりますので、そのことを覚えておいてください。
おわりに【習慣が人生を作る】
文字通り人生というものは習慣の連続でできています。自分の人生が価値のあるものになるかどうかはそのときの自分の行動によって決まるのです
今している小さな行動が習慣になり、習慣が人格をつくり、人格が人生をつくります。
多くの偉人が習慣というものの偉大さを理解しています。ぜひ皆さまも習慣化する力を身につけ、より良い人生を送ってください。